小坂熊野神社 ​御由緒

御祭神・・・伊弉那岐命、熊野加夫呂岐奇御気野命、速玉之男命、事解之男命

 古文書によると、長録元(1457)年に紀伊熊野本宮大社から御分霊を勘定して創建したのがはじまりとされています。その後、享保14(1729)年4月11日に再建され、現在に至るまで560年以上の歴史を有します。

 かつて、常陸国信太荘に対し、その東部のあたりを指した東條荘は熊野速玉大社領であり、熊野神社が多く勧請されました。隣接する河内郡や信太郡にも大きな影響を与えたと考えられ、そうした動きのなかで牛久の小坂地区にも熊野信仰が早くから流入したものと考えられます。その熊野信仰者の中心的な担い手は、小田氏の麾下で牛久一帯を拠点としていた岡見氏であると考えられます。とはいえ、当社は牛久市内唯一の熊野神社であり、牛久地域では鹿島神社の勧請が優勢でした。これは、江戸時代までには熊野信仰の担い手たる岡見氏が没落していったことの証左でもあり、当社は牛久市域における小田一族が熊野信仰者であったことを示す貴重な遺産ともなっています。  

 旧近代社格は村社に列し、明治41(1908)年に愛宕社、厳島社、天満神社を合祀し、現在に至ります。  

 境内には、三峯神社・秋葉神社・金毘羅神社・捙宮・小鷹大明神・稲荷神社・牛頭天王宮(八坂神社)・道祖神・小天狗・青面金剛尊(庚申尊)が祀られています。

【今後の頒布予定】

●境内社・合祀社・・・・・・・有縁の月日等々に授与します。
1月(寅の月)限定  弁財天(合祀社・厳島神社)
2月(卯の月)限定  稲荷神社(境内社)
3月(辰の月)限定  大日本大小神祇社(境内社)
4月(巳の月)限定  三峯神社(境内社)
5月(午の月)限定  天神宮(境内社)
6月(未の月)限定  天満神社(境内社)
7月(申の月)限定  牛頭天王宮/八坂神社(境内社)
    〃      庚申尊(境内鎮座)
8月(酉の月)限定  摂社・八幡神社(境外摂社)
    〃       庚申尊(境内鎮座)
9月(戌の月)限定  捙宮(境内社)
10月(亥の月)限定   金毘羅大権現/金刀比羅神社(境内社)
    〃      (小)天狗(境内鎮座)
※愛宕神社の神使が猪であることから亥の月には、イノシシの印を押印した特別朱印を頒布予定。
11月(子の月)限定  例大祭:御祭神名御朱印頒布・小鷹大明神(境内社)
12月(丑の月)限定  秋葉大権現/秋葉神社(境内社)
〇毎月25日限定(2023年7月~) 天神社/天満神社(境内社) →菅原道真公御姿、梅紋を押印授与。 



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